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風に連れられ旅をする… 旅人 清火(さやか)の写真+言葉
by kazeture
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タイ・マッサージを受ける

こんにちは。
バンコクにいます。

旅に出てからというもの、
この日記、書くのはいいのですが
写真などはぜんぜん載っけてません。

写真なしの文章だけの旅日記って
どうでしょうか?

文章からいろいろ想像をふくらませてもらえたらいいなぁ
と思ってるのですが。

ちなみに今回は乾電池式のデジカメを買って
持ってきてて、ちょこちょこ撮ってます。
画質はあんまりよくないやつ。

でもそれをここに載っけたり
パソコンに取り込んだり…っていうのは
ぜんぜんできませんので。
このままいきます。



今日はタイ・バンコクの最終日。

タイ・マッサージを受けてきました。

タイ・マッサージについては前回12年前にタイに来たときから
興味を持っていました。
なぜかというと、ぼくが前回カオサン通りで泊った宿の階下が
マッサージ屋さんになっていて
そこを通ると受けてる人の悲鳴が聞こえてきたのです。

タイ・マッサージは体のかたい人にとっては地獄的に痛いときがあるらしい。
それで体のかたいぼくはこわごわ興味を持ったのです。
が、そのときは受けなかった。

で、今日行ってみたのです。



行くときは、ちょっと、屠殺場に連れていかれる子豚のような気分になった。
要するにドナドナ。
いったいぼくになにが待ってるんだろうか。

行ったのは、「歩き方」に載ってた店。カオサンから一筋はずれた通りにある。

入ると、いいかんじの笑顔に迎えられる。
で、コース表を見てどれにするか選ぶ。
日本語で書いてある。
「旅のビタミン・Aコース」というのにした。
フットマッサージが15分、タイマッサージが45分の計1時間コース。
で、180バーツ。(500円強)
お茶をもらう。
ぼくには30歳くらいの女の人がついた。

まず、足を洗ってもらう。
ライムか何かを足にふりかけられる。

で、マッサージ場所に移動。
薄暗くなっていて、冷房も効き、
心地よい「いやし系」の音楽も流れる。
そこのマットレスの上によこたわる。
それだけでもう、極楽のようだ。

なにしろ僕はその前にゲストハウスのベッドで
ファンを回しても回しても熱風が吹き付けるばかりで
悶々と汗をかいていたから。

それから、足をいろいろと入念にマッサージされる。
なにかオイルかクリームのようなものが垂らされる。
そしてマッサージ。やさしい感じ。
「ぼくみたいなもんの足にそんなにやさしくしてくれてありがとー!」
という気分になる。
足の裏をグリグリされたときには痛くて思わず突っ張ってしまい、
「リラックスして~」といわれた。

両足を終わり、タイマッサージへ。
タイマッサージは「ふたりでやるヨガ」ともいわれてるらしく、
いろいろなアクロバティックなポーズを取らされる、という。
でもこの30歳くらいの人はぼくからみたら
「おかあさん」みたいな雰囲気を発した人で、
あまり痛くはしないようだった。
これ以上やったら痛くなる、その手前でとめていた。
それで足、背中、頭…と、すすんでゆく。
気持ちよかった!

なんか、いいなー、これ。
タイマッサージの細部がどうこうというんじゃなくて
マッサージを受けるということの雰囲気がよい。

大切にされてる感じがするし、
自分で自分を大切にしてることでもあるし、
ひととの触れ合いがある。
長いひとり旅を続けるぼくにとって、
なんかほっとできる場所、時間だった。
よかったー、ありがとう。



明日朝、ネパールに向かう…
バンコクも最後。カオサンを歩く。
日本人旅行者はそんなにいない。
12年前よりずっと、韓国人、中国人の旅行者が増えてると思う。

みかんジュースを飲む。
みかんをその場でしぼったジュースを屋台で売ってて、
これがバカうまい。
これが味わえなくなるのはつらい。
また、来ないとな…。



東南アジアの人たちについて思うこと。
インドネシアにいたときから思ってた。
中華系の人は除いて、色の浅黒い、昔からここで
暮らしてきた人たちは
概して、
罵倒の言葉を発しない。大声で人をののしったり、
喧嘩している姿をほとんど見たことがない。
また、悪態をつく、ということもあんまりないような気がする。
そんな言葉自体がないような感じ。
西洋の人は「shit!」とはき捨てるように言ったり、
また、イライラと機嫌が悪いようなのもよく見る。
そういう機嫌が悪い感じの人もあまり見ない。
中華系の人は大声で喧嘩したり不機嫌だったりする。

これはすごいなーと思う。
いいなぁ。

あんまりそんな気持ちにならなかったからそういう言葉も
あんまり作られなかったんだな。

おおむね、平和な人たち。
穏やかで、面白いことが大好き。
気持ちいいことが大好き。
彼らは、他国を侵略しに行ったりしない。
イラクに空爆しに行ったりチベットを侵攻したり、しない。
静かにしている。から、世界的に見たら
目立ってない。
だけど、その、目立たずにいることができるということの中にこそ、
なにか注目すべき美点があるような気がする。

だれも気づかず、誰も取り上げないけれど…。



そんな東南アジアから離れます。

明日はネパール。

どんなんかな?

いってきまーす。
by kazeture | 2009-04-23 20:17 | Comments(2)
Commented by anaikaname at 2009-04-23 22:45
実は君のブログ、この2ヶ月間ずぅ~と見てるよ。
60の爺さんだが、わしの生き方によく似ている。
ぶきっちょの君の旅に成長が見える。きっとあとで解る時がくるよ。
甘えさえ、なくなればネ!
Commented by at 2009-04-24 21:29 x
おーーーい!さやかくん。カトマンに着いたかな?私はCOSMIC HOTEL ってところにいるよ。なぜかほっとメール使えなくてあせってます。このコメントすぐに見つけてちょいーだいなー!電話4700684 www.hotelcosmic.com 大きなカトマンドゥ銀行のそばです。まだ数日はいるよー!
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