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風に連れられ旅をする… 旅人 清火(さやか)の写真+言葉
by kazeture
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ラオスでの日々

こんにちは
春分の日?
ぼくはラオスにいます
いまはサバナケットという町です
むちゃくちゃ暑くて 焦げてしまいそう
ネットカフェは涼しいけど



タイの国境の町ノーンカーイを出るとき
ゲストハウスで隣の部屋だった
西洋爺さんに
「ラオスに行くのか? ラオスは物価が高いぞ! わしは1週間しか居れなかった」
と いわれた。
え?! ラオス、高いの? 安いと期待してたのに…
「中部も北部も高い。ビエンチャン、バンビエン、ルアンプラパン、みな高い。
安いのは南部だけじゃ」
そうか…

しかし この忠告はすごく役に立った。
現地についてから混乱せずに済んだのだ。
ありがとう、爺!


さて 国境を越えるときに
とんでもないことが起こった。
どさくさにまぎれて帽子をなくしてしまったのだ!
あの いつもかぶっていた 青い帽子。
かなしい…。むなしい…。
相棒をなくし、よろよろとラオス入国。

んで乗り合いミニバスのようなのに乗って
首都 ビエンチャンへ到着。
市場は人でごったがえしている。
歩いて宿を探す。

パリの凱旋門に似た門がある。
ラオスは以前フランスの植民地だった。

たどりついた宿は70000キップ。700円。
これでも安いほうのようだ。
ここに泊まる。
タイは400円くらいだった。


ラオスの印象は
のんびりした 素朴な感じ。

フランスの影響がある。
フランスパンがある。
フランスパンにはさんだサンドイッチが
そこここに売っている。
これがおいしい。
好物のバナナシェイクジュースとともに注文し、
カフェの暗がりに憩う。
至福だ。

ご飯も、カオパット(やきめし)など
タイと同じようにおいしい。


メコン河がのろのろ じわじわ流れている。
岸辺に降りる。
ここでぼくは たいへんなものを発見した。
100ドル札がぷかぷか水面に浮かんでるではないか。
100ドル! たいへんな大金だ。
ぼくは夢中ですくいあげた。
と、まだあちこちにある。
興奮して拾いまくる。
結局 100ドル札を15枚も拾った。
濡れてるが 乾けば使えそう。

乾いた。
よく見ると、紙がペラペラ。モノクロ。
100ドル札ってこんなにチャチやったっけ?
ん? よく見ると
番号が全部一緒やんか?!
ニセ札だーーーーー!!
がっくり。

結局俺は「カネ」に踊らされている生き物だ…。
カネの有無が、カネの多寡が、旅を決めている。
そこからは逃れられない。


ビエンチャンには4泊した。


そして昨日、南部の町サバナケットへ移動。
そう、あの爺が「安い」と言ってた南部に来たのである。
宿は一泊40000キップ、400円。ビエンチャンの半額くらいになった。
ほっ。よかった。
サバナケットにしばらくいようと思う。

ここにもメコンが ゆらゆらと流れる。
すごく暑くて 帽子はまだない。
by kazeture | 2009-03-20 14:53 | Comments(0)
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