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歩行4日目 バイバイ、標準タイム
2017年4月26日
ヒマラヤ アンナプルナ一周トレッキング 4日目 ダラパニ(1860m)→タンチョク(2570m) 朝の光。おはよー。 5:40 歩き始める。 山の朝は早い。 というか、自分で、朝早く動き出すようにしている。 僕は山では「早く歩き始めて早く歩き終わる」のが好きだ。 で、朝6時から12時くらいまで歩く。のがいいなと思っている。(ヒマラヤでは) 朝起きて歩き始めてから歩き終わるまで、食事は摂らない。 普段から1日2食か、1.5食くらいで、断食・少食推進派である。 歩き終えてから、はじめて食事を摂る。 朝イチで食べたり、歩いてる途中で食べると、 疲れたり、歩きづらくなるような気がしている。 8000m峰14座すべてに登った竹内洋岳さんも、 山を歩いてる間、休憩もしないし、何も食べないと言っていた。 休憩も途中で食べるのも「疲れのもとである」とのこと。 こういうのは人それぞれだろうけど、 「食べると疲れる」というのはあるなぁと思う。 ‘BUDHA WAS BORN IN NEPAL’ 「ブッダはネパール生まれ」 ブッダがネパールで生まれたのは、ネパール人の誇りだ。 車の前面にデカデカと書くほどに。 チェックポストの人たち ヒマラヤの白い高峰がちょっと近づいてきた。 7:05 Bagarchhap バガルチャップ に到着。 茶店に入って休憩。 この女性は誰なんだろう。 てくてく歩いてく人がいる 10:00 Timang ティマン に到着。標高2270m。 茶店に入る。 茶店の人たち カマド見学 バイバイ、おばあちゃん。 バイバイ、楽しい人たち。 歩きだす。 いい道だ。 そういえば、今日はそんなにしんどくない。 昨日までの、初日からの3日間は、えらくしんどかった。 もうダメだと思った。 すこしラクになってよかった。 なんだか気持ちのいい道が続く。 さて、僕はこの前日、歩行3日目にして、標準タイムを捨てた。 バイバイ、標準タイム。 山登りには、標準コースタイムというのがあって、それより遅くなってよくヘコまされたりするが、ヒマラヤにもある。 1日のうち、どこからどこまで進んで、何日間でどこそこに着く。といった目安が、ガイドブックや地図に書いてある。 それは、計画を立てる上で、ある程度は必要だ。 が、あんまり気にするのもしんどい。 で、昨日、もう標準タイムに合わせるのはやめた。 無理して歩かずに、早めに休んだ。 初めの2日だけ、標準に合わせた。 しかし、そんなもの、どんなペースで行ったってひとり旅なんだし、どうということはない。 標準で1日かかるところを2日かけて行ったって、何も問題はない。 というわけで、標準タイムを無視することにした。 というか、体がバテバテで、そうせざるを得なかった、とも言えるが。 とにかく、標準タイムにサヨナラした。 すると、その後は気持ちも体もすごく楽になった。 いーよ、早く行きたい人は行きな。 僕はあとからゆっくり行くよ。 口笛吹きながら。 なんかいーね、この感じ。 泊まってみたくなる。 素敵なトレッキングロード この柵を越えて… (家畜が遠くに行きすぎないよう、道の途中にこういう柵があって、階段で越える場合がある) あの村へ…! 今夜はあの村に泊まろう! 12:30 村に着いた。 Thanchok タンチョク村 標高2570m ヒマラヤンホテル…ヒマラヤのホテル… この名前、もうちょっと工夫できなかったのか? まぁいいけど。 白い花が咲いてる あれっ?! 日本人いたー!!(上の写真、左の人。右は僕) うわー珍しい。 こんなところで…。しかもとなりの部屋。 日本人なんかいるはずないと思ってたけど、いるんやね。 (チェックポストにあるノートを見ても、西洋人ばかりで日本人の名前はひとつもなかった。彼は珍しい) 彼、イナダさんもトロンパス(5416m)越えでアンナプルナ一周を目指す、ソロトレッカーだった。 僕と同じだ。 互いに、元気で歩いて行けますように。 カマドの火に当たる。(雨が降り、けっこう寒くなっていた) うわぉーっ。 僕が注文した「マカロニ炒め」を作ってるのを目撃! なんと、醤油味だった。 ネパールにも醤油があった!(中国から来るらしい) マカロニ醤油炒め(ツナと玉ねぎ入り)、おいしいな。 今の僕が欲していたもの… それが醤油味。 よかった…。 おやすみ。
by kazeture
| 2017-07-14 21:56
| ネパール2017
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