|
御岳山へ 後編御岳山(みたけさん)の頂上から下りていく。 雨も降ってるし、あたりを散策する気にもならず、僕らは茶店で休むことにした。 途中、いくつか茶店が開いていた。 その中で、「駒鳥売店」という店に入ることにした。 看板の「コーヒー」という文字になんか味がある。(写真1) 中に入り、窓辺の席に座る。 なんとなくほのぼのした感じの店だ。 店のおばさんが話しかけてくる。 窓のすぐそばにある樹が、「神代欅(じんだいけやき)」という、1000歳になる天然記念物の巨木だという。 見ると、霧の中にヌボーッと、なにやら大迫力の樹が立っているではないか。 うぉー、すごい。(写真2) あまりに近くにいて、びっくりした。 (登り始めの時に地図で見て、どこにあるんだろう? と思っていた。) で、僕らは神代欅のすぐ横で、ほっこりとコーヒーを飲んだのである。 その店を出てケーブル乗り場まで戻ろうと歩いていると、なんとなく場違いな、登山ふうではない「オーエルさんの休日。」のような格好の若い女の人たちがうろうろしてたが、どうもそれらの人は ざぜんガールズ らしいのだ。 座禅会がどーのこーの…と言っていた。 わざわざ綺麗なオーエルさんたちがこんな山の上の霧の中に座禅をしにくるんですねぇ。 ごくろうさまです。 さて僕らはケーブル乗り場近くの休憩所で、立川駅で買ってきたおにぎりを食べた。 窓の外の霧の風景を見たり、ぼんやりしたり、話したりした。 それからまた急傾斜のケーブルとバスを乗り継ぎ、山を下りた。 御岳駅のホームから、オクタマ的風景を眺める。(写真3) 列車はまた東へ、都心へと戻ってゆく。 雨で、あまり歩き回ることはできなかったが、なんとなく面白い山登りであった。
by kazeture
| 2012-06-14 23:35
|
Comments(0)
|