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薬師寺・唐招提寺を歩く写真: ・唐招提寺の入口 ・薬師寺のスローガン ・かっこいい薬師寺東塔 今日はぷらっと奈良の薬師寺と唐招提寺に行ってみた。 奈良はわりと近い。 奈良のまほろばティックな空気を浴びに行こう…。 近鉄電車で京都から奈良に入っていくと、どんどん空気がマホロビアスになってゆく。 西大寺駅を過ぎると、ものすごくフォワ〜ンとした感じになる。 ちなみに薬師寺・唐招提寺には今まで行ったことがないような気がする。 西ノ京という駅に着く。小さな駅だ。 この駅のすぐそばに薬師寺と唐招提寺がある。 もりけん(森田健/不思議研究所)によると、この2寺はとってもイ〜トコらしい。 薬師寺と唐招提寺の間のとこをとことこ歩いて唐招提寺に行こうとしてると、 ぼくのココロに誰かがしゃべりかけてきた。(ような気がした) だれか「あのな?」 さやか「え?」 だ「なんで左足、そんな突っ張ってるん?」 さ「なんでって…、だってだってなんだもん」 だ「左足がちょっと曲がったままやからって、突っ張って伸ばしてるんやろ?」 さ「むぐ」 だ「そんなことせんでええねん。それより、左足を突っ張るんじゃなくて、右足をゆるめてみ?」 さ「なぬ?」 右足をゆるめてみる。 いい感じや…。 薬師寺が話しかけてきたのかと思った。 誰なんだ? もうひとりの(賢い)自分かな。 唐招提寺に入る。南大門をくぐる。正面に金堂。 金堂にのぼる。お堂の中…真ん中に盧舎那仏。右側に薬師如来。左側に千手観音。 千手観音の一部が見えた瞬間、「おおっ」と思った。 なんかすごい…。 全容を見る。 むむむ〜むぅ…手がいっぱいある…それぞれの手がなにか小さい道具を持って、なんかしてる。 すごいわ…ただもんじゃないな。 千手観音をいたく気に入り、二回見に行く。 売店でブロマイドを買う。 ぼくはふだん仏像などほとんど興味ないのだが…。 唐招提寺の門の前にある柳田食堂で親子うどんを食べる。やけにうまい。 素朴な感じでいいな。 また食べにきたい。 柳田のばあさん、ありがとう。 薬師寺に行く。 「健康第一」とでかでかと書いてある。 病を癒す薬師如来さまがおられるという… やっぱ健康第一ッスよね〜 マジで健康は第一だ。 薬師寺…「ここに来ると病気が治る」と、ある人が言ったという。 そういうパワーに満ちた地だ、と。 てくりてくり歩き回る。 う〜ん、これで治るねぇ。 治りま〜す! ぼく的には治るというのは「元に戻る」という意味ではなく「い〜感じになる」という意味。 い〜感じになっていきま〜す! 薬師寺東塔、かっこいいな。 「凍れる音楽」との異名を持つという。 誰だ! そんなにかっこよく表現したのは。 唐招提寺の盧舎那仏(るしゃなぶつ)もそうだが、薬師寺の日光月光菩薩像(にっこうがっこうぼさつぞう)とか、日本史の受験勉強で漢字とか読み方とか、覚えまくったな〜。 その頃は単なる紙の上の文字でしかなかった。 いまごろ、会いにきたよ。 薬師如来の台座には…なんと ギリシャ、ペルシャ、インド、中国の文様がえがかれているという! シルクロードまみれやないか! しばしシルクロードに想いを馳せる。 薬師寺のそばに、三蔵法師をまつったお堂と、平山郁夫画伯の「大唐西域壁画」をおさめた建物がある。 そこで大イベントが挙行されていた!(毎年1月5日にやるらしい) 薬師寺の坊主たちが集まりに集まっている! 群れなす坊主たちの頭部はツルツルのテカピカ。あかるい。身をもって世界を照らす。 そこでマツボックリ少年少女合唱団が渾身の力をこめて「ふるさと」を熱唱しているではないか! そのあと代表のお坊さんの挨拶。 三蔵法師はなんと「17年間」もシルクロードを旅したという。 旅行家の先輩…。すごいな〜。 さて平山郁夫さんもシルクロードを歩きまくった画家で、以前から興味は持ってたが、絵の実物を見たことはなかった。 ここに巨大なシルクロードの絵がいろいろあり、見まくることができた…! むむむ〜む…迫力がある… 砂漠の砂粒がぶちあたってくるぜ… ヒマラヤの鷹の声が聞こえるぜ… 月光と呼応する遺跡の音が響くぜ… 「三蔵・郁夫のシルクロード大作戦」の軌跡に触れることができてよかった。 また西ノ京駅に戻り、帰り道についた。 寒い日だったけど、楽しい散歩となった。
by kazeture
| 2011-01-05 22:52
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