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風に連れられ旅をする… 旅人 清火(さやか)の写真+言葉
by kazeture
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そうだ、千葉に行こう

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写真
・小湊鉄道の車両
・千葉の空
・小屋が傾いてるように見える。





突然「千葉に行こう!」と思い立ち、千葉行きの列車に飛び乗った。

と、運べばかっこいいのだが
東京から千葉に行くことにいまいち慣れておらず、
東京駅でまごまごする。

どうも、総武線というので行けばいいようだ…と、おそるおそる列車に乗りこむ。

「終列車に飛び乗った」…てな感じに行けばタミオの「さすらい」みたいでかっこいいのだが、
「駅でまごつきまくったあと、おそるおそる列車に乗りこむ」のが現状だ。



ちなみに千葉では以前、
銚子・犬吠埼で犬のように吠えながらイワシの刺身を食べたり
ぼうばくとした九十九里浜でぼうぜんとしたり
いすみ市のブラウンズフィールドでほっこりしたり
クジラ漁をしてる和田浦でクジラの水揚げを目撃したり
鴨川、千倉、白浜、館山などの海辺をめぐったり
のこぎり山のギザギザっぷりに感激したり
したことがある。

海辺ばっかり行って、房総半島の内側に踏み込んだことがない。



千葉駅で降りてみたが、ビルが建ち並んでて、いまいち和まない。

千葉全体の地図を案内所でもらい、
駅構内のラーメン屋でラーメンを食べ、
また列車におそるおそる乗りこむ。



そんでさらに進み、五井という駅へ。

五井。ゴイ。ごい…。

聞いたこともなく、なんのイメージもない。

40秒ほど、空を眺める。

ここは市原(いちはら)市らしい。

市原市のパンフをもらう。



そしてそこから「小湊(こみなと)鉄道」という列車に乗り換える。
海辺から、内陸に入って行く路線だ。

乗り場に行ってみると、一両の、なんだか古めかしい車両が待っていた。
「ローカル列車」的なにおいがぷんぷんしている。

むぅ〜、東京からちょっと来ただけでこのローカルぶり…おそるべき千葉…。



その列車が発車して進んで行く風景は、まさしく田舎。ものすごく田舎。

晴れて、田んぼや畑に光が射す、非常にのんきな風景が広がっている。

なるほどな…。

ついさっき、東京の山手線のラッシュの混雑にヘキエキしていたが、
すぐとなりの千葉ですらこの田舎…だからこそ東京や都市部だけに人が集中して狂乱が生まれてるってことやな。

すぐとなりに、いくらでも土地や空気は広がってるんじゃないか。

都市、田舎、どちらに住むにせよ、そのこと(となりの現実)は認識しておいて損はない。

千葉に来てみてよかったな。




さて、上総牛久(かづさうしく)という駅で唐突に降りる。

なぜならここには古い街道筋に建つ古い商人宿(旅籠)があるからだ。
(記憶の海から引っ張り出した、おぼろげな知識。このあたりに来たことはない)

あたりを歩き回ると、ものすごい田舎だった。

柿が実り、いちょうが色づいている。

傾いてるように見える小屋の写真などを撮る。



そして、宿へ。

創業大正13年の古い日本家屋。

ほんわかしたばあやが迎えてくれた。

和室の小さな部屋が与えられる。

畳、布団、ふすま、浴衣、半纏、ちゃぶ台、湯飲み、急須、お茶、ポット、座布団、床の間、掛け軸、古いテレビ…

うぅ〜ん…落ち着くなぁ〜。

ぼくはこうゆう古い商人宿みたいな旅籠(はたご)みたいなとこに泊まるのが好きなのだ。

今夜は畳の上の布団でゆっくりやすみ、
明日はさらに千葉の奥地へ…わけいるつもりだ。
by kazeture | 2010-11-25 20:15 | Comments(0)
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