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風に連れられ旅をする… 旅人 清火(さやか)の写真+言葉
by kazeture
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骨折より4ヶ月

骨折より4ヶ月_a0006008_13322231.jpg

2月10日に左膝蓋骨を骨折してから

4ヶ月と1週間が経過した。




骨折直後の診断で、「元のように歩けるようになるまで半年」と言われて「長いな〜」と感じたけど、

そのとき医師がいったとおりの経過をたどっている。



だいたいの機能が復活するのに半年、完全に元通りになるには一年くらいはかかるだろう。

そのあともなにかと不具合がでてきたり、メンテナンスが必要な状態だろうし、

生涯を通じてこの故障とつきあっていくことになるだろう。

生涯を通じて体の様子に気を配ることになる。

これはいいことだ。

実際、骨折以後のぼくは以前よりずっと体の様子に気を配っている。そうせざるをえない。




体の声を聞く。

ひざを故障しているから、足先がなにをどうとらえているかにとても敏感になっている。

足はきちんと地面の上にのっているか、地面の状態はどうか、つまづきはしないか。

つまづくとひざが痛いので、地面と自分の足の関係をいつも意識している。

これで、意識が地面の側に行っている気がする。

天とか空とかに遊離しないで意識が自分の体と地面にある。

今までは意識を遠くへ飛ばして、体はあとから勝手についてくるような感じだったかもしれない。

でもぼくはこの体を持って地面の上にいるのだから、体を感じて地面を感じつつ、天に手をのばすなりなんなり、やるならやればいいのだ。




この前の東京行きではすこし意識が先行してしまい、体に無理をさせてしまった。

しかしそれもやってみないとわからないことだった。




だいたいの復調に半年、全治に一年というのは、一見長い気もする。

でも長いことが悪いかというと、そんなことはない。

長いなら、その間ずっと、異質な体験ができるわけだし、体とともにいられる。

長ければ長いほど、一過性ではなく深い経験ができるだろう。

それはその後の自分にも役立つだろう。




いまもぼくは朝起きると、左足のこわばりに悩まされる。

ものすごい違和感におそわれる。

曲がらないひざ。


ここから何を汲み取るのか?

何を聞くのか?

力が試されている。






さぁ〜、とにかく

テクテクピョコピョコ

のんびりゆっくり歩いていこう。
by kazeture | 2010-06-18 13:32 | Comments(0)
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