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骨折より4ヶ月2月10日に左膝蓋骨を骨折してから 4ヶ月と1週間が経過した。 骨折直後の診断で、「元のように歩けるようになるまで半年」と言われて「長いな〜」と感じたけど、 そのとき医師がいったとおりの経過をたどっている。 だいたいの機能が復活するのに半年、完全に元通りになるには一年くらいはかかるだろう。 そのあともなにかと不具合がでてきたり、メンテナンスが必要な状態だろうし、 生涯を通じてこの故障とつきあっていくことになるだろう。 生涯を通じて体の様子に気を配ることになる。 これはいいことだ。 実際、骨折以後のぼくは以前よりずっと体の様子に気を配っている。そうせざるをえない。 体の声を聞く。 ひざを故障しているから、足先がなにをどうとらえているかにとても敏感になっている。 足はきちんと地面の上にのっているか、地面の状態はどうか、つまづきはしないか。 つまづくとひざが痛いので、地面と自分の足の関係をいつも意識している。 これで、意識が地面の側に行っている気がする。 天とか空とかに遊離しないで意識が自分の体と地面にある。 今までは意識を遠くへ飛ばして、体はあとから勝手についてくるような感じだったかもしれない。 でもぼくはこの体を持って地面の上にいるのだから、体を感じて地面を感じつつ、天に手をのばすなりなんなり、やるならやればいいのだ。 この前の東京行きではすこし意識が先行してしまい、体に無理をさせてしまった。 しかしそれもやってみないとわからないことだった。 だいたいの復調に半年、全治に一年というのは、一見長い気もする。 でも長いことが悪いかというと、そんなことはない。 長いなら、その間ずっと、異質な体験ができるわけだし、体とともにいられる。 長ければ長いほど、一過性ではなく深い経験ができるだろう。 それはその後の自分にも役立つだろう。 いまもぼくは朝起きると、左足のこわばりに悩まされる。 ものすごい違和感におそわれる。 曲がらないひざ。 ここから何を汲み取るのか? 何を聞くのか? 力が試されている。 さぁ〜、とにかく テクテクピョコピョコ のんびりゆっくり歩いていこう。
by kazeture
| 2010-06-18 13:32
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