風に連れられ旅をする… 旅人 清火(さやか)の写真+言葉
by kazeture


2017年 03月 16日 ( 3 )

厚着のインドネシア人

3月12日 14時
バリ島デンパサールのウブン・バスターミナルから、ジャワ島のジョグジャカルタ行き夜行バスに乗った。

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このバスに乗った。

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「JOGJA(ジョグジャ)」と、行き先が書いてある。


予定では14時に出て翌朝7時に着く、つまり17時間かかるとのこと。

ちなみに僕は8年前にも同じルートでバスに乗っているし、だいたいはわかるつもりだ。

さて、バスは出発する。
と、めちゃくちゃ寒い。

しかし、それはわかってたつもり。
長袖を2枚用意してのぞんでいる。

それにしても、
冷房を効かせまくってて、
めっちゃくちゃ寒い。

いったい何なんや。

僕は長袖を2枚着ると、
さらにバスに備え付けられた
スパイダーマン柄の毛布で
首の下から足の先まですっぽりと覆った。

まわりのインドネシア人たちも
ジャンパーを着たり
めちゃくちゃ厚着をして
モコモコと着ぶくれ、
毛布をかぶりまくり、
ガタガタ震えている。

赤道の近く、
クソ暑い国で、
クソ暑い太陽の下で、
この冷凍バスは何なんだ。

ちなみに僕は
暑いのが好きで、
寒いのが苦手だ。

旅の鉄則は
「郷に入っては郷に従え」だ。

とりあえず、従う。
様子を見る。

しかし、この寒さは…
異常だ。

繊細な人だと、
病気になるかもしれない。
風邪を引くかもしれない。
一晩経つと、
セキが出だすかもしれない。

ヤバい、ヤバい。

これは…
言いにいこうか…?

ってぐらいの
レベルだと思う。

その時。
ふと、
「冷凍バスはクソ暑い赤道直下のインドネシア人たちが、唯一『厚着』を楽しむ機会なのだ!」
という
アイデアが浮かんだ。

その、インドネシアの人たちの
貴重な厚着の機会を奪うのかッ!?

…うーむ。

言われてみれば、革ジャンみたいなのを着て気取ってるような感じが、なきにしもあらずな人もいる。

彼らは、ふだん、革ジャンなど着ると、暑くて死んでしまう。

ここで、
革ジャンをビシッと着こなした上に
スパイダーマン毛布にくるまり、
ガタガタ震える。
という非日常的行為のすべてを
楽しんでる。
という可能性も
ほんのちょっとはあるのかもしれぬ。

…なるほど。

オレなんかには計り知れない事情があるのかもしれない。

静かにしていよう。

と、僕はバスの片隅で
静かにし続けた。

冷凍バスは走り続け、
夜は更けていった。

ちなみに、
風邪は引かなかった。


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バスの座席の写真。
青いのはスパイダーマン毛布。

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by kazeture | 2017-03-16 23:18 | インドネシア2017 | Comments(0)

バリを発つ

3月12日

僕がバリ島を発つ日が来た。

2/21からバリに19泊した。
クタ、デンパサール、アメッド、ロビナ、ウブド。
楽しかった。
しかし、もう行かなければ。

ヒマラヤに近づいて行かねばならない。

で、3月12日の正午にウブドを発つことになったのだが、
その前にウブド南部で「サンデーマーケット」というのがあるというので、
朝、歩いて行ってみた。

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バリ在住日本人の方と、バリ人の方が、出店していた。
野菜、パン、鶏の燻製、和菓子、石けん、ドーナツ、アクセサリーなど。
そしてバリ在住日本人の方々でにぎわっていた。
若い人も、年配の人もいる。

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僕にはバリ島在住の友達が3人いる。
それぞれ別ルートで知り合った人だ。
その3人がこのマーケットに同時にいて、一緒に話したりして、
楽しかった。

こういうマーケット、市、集まりというのには
そういう効果がある。


で、
その友達たちに別れを告げ、
僕は旅立った。

バリで再会した人も、
新しく知り合った人も
ありがとうございましたー!!

またどこかで
会いましょう。



宿に戻り…
荷物を持ち、
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この方に挨拶。

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いつものんびり、悠然とした態度で
僕を見ていた。
バイバイ。

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宿のお父さん。
いい感じの人やったな…。

お母さんはこの時いなくて写真撮れなかったけど、笑顔の素敵な人だった。

家族の中に居候してるような、
「一緒に暮らしてる」って感じ(ネコやニワトリも)のする、
いい宿だった。

じゃあねー、
ありがとう!



で…
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この人(ウブドで最初に声をかけてきて宿に連れて行ってくれたドライバーさん)に
バイクでデンパサールのウブン・バスステーションまで 
連れて行ってもらった。
この人もいい感じだった。


バリ島ではみんなに、
たくさんの人にお世話になったなぁ。

みんな笑顔で優しく接してくれた。

極悪人…というか、
悪どいボッタクリ野郎もいた(主にクタ)が、
そういう人も
「極悪人っぽさ」を初めから全面に押し出して迫ってくるため、
非常にわかりやすいし、
対処しやすい。


そんなわけで、
バリのみんな、
ありがとー!!


そして僕は次の島へ行くため、
バス乗り場へ向かった。

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by kazeture | 2017-03-16 17:11 | インドネシア2017 | Comments(0)

19年ぶり

3月8日
ウブドの王宮横の集会所前で、理恵ちゃんに会う。

理恵ちゃんというのは、19年前に宮城県で会った人だ。

1998年の夏、僕は「日本縦断散歩」という名の旅をした。

歩きやヒッチハイクや自転車などで
北海道の宗谷岬から沖縄の喜屋武岬まで行った。

友達の紹介で宮城の理恵ちゃんの存在を教えてもらっていた。

宮城の山の中の古い一軒家で理恵ちゃんは暮らしていた。

そこに泊めてもらい、宮城を案内してもらったり食事したり話したりした。

最後、理恵ちゃんは車で宮城から福島まで送ってくれた。

それから、19年が経った。
その間は一度も会わなかった。

で、いきなり19年後にインドネシアのバリ島、ウブド、王宮横集会所前で再会した。

理恵ちゃんは僕を見ると「全然変わってないからすぐわかった」と言った。

宮城からバリ、
1998から2017、
時空を越えて突然また会話が始まった。

そして理恵ちゃんは僕に
「これ、かぶって」と、
バリの正装用の帽子を渡した。

「へ?」

「ヘルメットなくて…。これ着けてたら大丈夫だから」

正装してたらヘルメットかぶらなくてもいいのは知ってる。

僕は頭に帽子、腰に帯を巻き、
理恵ちゃんの運転するバイクの後ろに乗り、
バリ島の道を爆走しはじめた。

いろいろと展開が不思議だが、
とにかく僕はバリの道の上を走っている。

理恵ちゃんちに向かっている。

理恵ちゃんは数年前に夫婦でバリ島に移住し、
家を建てて住んでいるのだ。

バイクが、ある家の前で停まった。

「ここ、豆腐屋さん」
と言いながら理恵ちゃんは中に入って行く。

おばあちゃんがいる。

おばあちゃんや、女の人たちと、記念写真。

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(右からふたり目が豆腐屋を統率するおばあちゃん)

今日は豆腐屋は定休日で、豆腐作りはしていなかったが、
理恵ちゃんは豆腐を買っていた。

おばあちゃんが豆腐作りの指揮をしているらしい。

おばあちゃんに会えてよかった。

そのあと、
ギャニャールというところにある
理恵ちゃんの家へ。
(ウブドから東にバイクで30分ほど行ったところ)

「うわー、立派な家やな!」

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リビングがすごく広い。
何も置いてなくて広々としてる。
テラスも広い。
そして眺めがいい。
雲が晴れたらアグン山が前に大きく見えるという。
客間もある。
白い壁と床、焦げ茶色の窓枠、青いカーテン。
素敵である。

ここで理恵ちゃん夫妻(パートナーさんは今は日本に帰国中)は2年間、東北や関東から保養に来る子供たちや家族を受け入れていた。

そして、バリ島ではビザの関係で働くことができないという理由で、
この家を手放し、
また別の国に移住しようとしているところだという。

というわけで、
この家は売り(or貸し)に出すそうですので、
ピンときた方は連絡ください。

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眺めの良さと、
家自体の素敵さにびっくりした。

頑張ればここまで
できるんやなぁ。

理恵ちゃんは
「バリの大工さんに頼んで家建てるの、めちゃくちゃ大変だった」
と言っていたから、
並大抵の道のりではなかったようだけど、
とにかく、
今はもう建っている。
すごいなぁと思った。

そのあと、
ギャニャールのパサール(市場)へ。

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パサールおもしろいなぁー!
行けてよかった。

ウブドに送ってもらいがてら、
ウブド南部のカフェへ。

ハス池と田んぼが見えるところ。

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ここも居心地いいなー。
風に吹かれてぼーっとする。

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‘Kedai D'Sawah’という名のカフェです。

そのあと宿まで送ってもらい、
別れた。

19年ぶりの再会、
面白かった。

19年ぶりだったが、
違和感なく話していた。

おそらく、ふたりともあんまり
変わってないんじゃないだろうか。

ときどき、
10年ぶりに会っても、
めちゃくちゃ変わってる人もいる。
何があったのか、
どんより、老け込み、
死んだ魚のような目をしてる人も
(まれにだが)いる。

とにかく
元気で生きていたら
また会える。

どこでかはわからないけど
またどっかで会おう。

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by kazeture | 2017-03-16 12:50 | インドネシア2017 | Comments(0)