風に連れられ旅をする… 旅人 清火(さやか)の写真+言葉
by kazeture
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バクタプル

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さとちゃんと僕はバスでカトマンズからバクタプルへ向かう。

バクタプル。
さとちゃんはこの町で、やることがあった。

さとちゃんは15年前にバクタプルのある家にホームステイさせてもらった。
その時その家の男性と友達になった。
その人とは連絡を取り続けていたが、2008年頃以降、音信が途絶えてしまった。
そして、2015年にネパールで地震が起こった。
震源地に近かったバクタプルは甚大な被害を受け、たくさんの人が亡くなった。

さとちゃんは今回15年ぶりにネパールを訪ね、その仲の良い15年前の友達を探しに来たのである。

そして僕もその手伝いをしようと同行した。
どうなるかは、全然わからなかった。
見つかるか、わからなかった。
生きているか、わからなかった。



さて、僕らはバスに小一時間ほど乗り、バクタプルに着いた。

まずバクタプルの旧市街の中心、ダルバール広場へ向かう。

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ダルバール広場へ向かう道に入ろうとする所に、小さな小屋があった。
ここで、外国人は入場料を払う。

男性が、応対してくれた。
僕らはお金を払い、チケットを受け取った。

そのとき、さとちゃんは
「この人にきいてみよう」と言った。

そして、探してる友達の写真を出し、
「この人、知りませんか?」ときいた。

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男性は写真をじっと見た。
そして「知ってるよ!」と言った。

「えーーっ!!」
「知ってるの!?」
「うん。友達だよ。電話番号おしえてあげるよ」
「はい!」

僕らは顔を見合わせた。
もう見つかった!

「生きてた!!」さとちゃんが叫ぶ。

まだ会ってないけど、生きてることがわかったのだ。

ひとり目で見つかった…。

何人も、何十人も、ひょっとしたら何百人も聞き回ることになるかもな…
と僕は思っていた。
それが当然だと。

見つかるんじゃないかとは思ってたが、
こんなに早くうまくいくとは…
びっくりした。

ともあれ、よかった。



そのあと、歩いてダルバール広場を目指した。

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タンカ(チベット仏画)を描く人

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そして、宿に着いた。

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よい感じの部屋です。



ひと息つき、あたりを散歩してから、
さとちゃんは宿のフロントの電話を借りて、
友達の携帯電話にかけてみることにした。

「覚えてるかな…?」と、さとちゃん。
「え?」
「わたしのこと忘れてないかな?」
「えぇー、そんな。覚えてるよ!」
と僕は言った。

さとちゃんはかけた。

相手の人が出た。
「マイ ネーム イズ サトコ…」
電話の向こうで、驚く気配。

覚えてた!

「10分後に来るって!」

宿の一階のレストランで待つ。

そして…

戸口に人影。

きたーーっ!!

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ネパール人ビショさんとさとちゃん、
15年ぶりに
再会。

いやー、
よかった、
よかった。

バクタプル旧市街の地震被害はとてもひどく、
ビショさんのまわりでも
たくさんの人が亡くなり、
たくさんの建物が倒壊した。

が、ビショさんとその家族は無事で、
家の建物も損傷したが、
住めなくなるほどではなかった、という。

15年間の生活を、
無事だったことを、
互いに報告しあい、
祝いあう。

よかったー!!!


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by kazeture | 2017-04-16 13:22 | ネパール2017 | Comments(0)
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