風に連れられ旅をする… 旅人 清火(さやか)の写真+言葉
by kazeture
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20年ぶり

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20年ぶりにコタバル(マレーシア)に来た。

20年前。1997年、25歳の僕は東南アジアを放浪中、コタバルを訪れ、一人でうろうろしていた。

すると、道で一人の日本人に話しかけられた。
短いオカッパ頭をした男で、名を右近(うこん)くんという。
しばらく話してると、右近くんが「僕が泊まってる宿に来ないか」という。
行ってみると、そこには日本人の長期旅行者がいっぱいいた。
僕は次の日、その宿に移った。

(僕が宿替えしたのは、右近くんが面白い人だったからというのが大きい。右近くんはエジプトから中東、オーストラリア、アジアを長く旅しているのだが、おそろしく荷物が小さい。小さな肩かけかばん一つぶらさげ、ひょうひょうと世界を歩いていた)

コタバルというのはマレーシアの中で一番マレー色の強い町だ。
(マレーシアにはマレー系、中国系、インド系の住民が共存している)

マレー人は、穏やかでのんびりしている。
この町にはそういう雰囲気が流れている。

コタバルの町は面白かった。
巨大なナイトマーケットで様々なマレー料理を試し、
南インド食堂でカレーを手でつかみ、
中華屋台の美味しい肉まんを食べ、
古めかしいセントラルマーケットの奥に入り込んでバティックを買った。

そして、その宿で僕はケンやハルといった、その後もずっと続く友達と知り合った。

後日右近くんに「なんであのとき僕を連れて行ったのか?」ときくと、
「いやー、変な日本人を見つけたから、宿の人らに紹介しようと思って」
と、こたえた。

それからちょうど20年が経ち、同じ季節に僕はまたコタバルにやって来た。

今は、あの頃のような旅人たちはいない。

でもコタバルの町は健在だ。

穏やかに、のんきに、コタバルの町はマレー人に運営されている。

僕ものんびり歩き回っている。

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by kazeture | 2017-03-26 21:54 | マレーシア2017 | Comments(0)
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