風に連れられ旅をする… 旅人 清火(さやか)の写真+言葉
by kazeture
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歩行9日目 激しい雪がふる

2017年5月1日
ヒマラヤ アンナプルナ一周トレッキング 9日目
マナンにて休息日

マナンで3日ほど休む予定。
朝はよく寝た。

そして起きて、
「さぁ、休み1日目!」と思ってカーテンを開けると

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うわ!
雪や!
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そ、そんなに
寒いの…?
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うわぁぁぁーぁ。

しかたない。
雪でも何でも、その中を生きて行くしかないのだ。

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カチャマイ飲も。

カチャマイというのはアルゼンチン産のハーブティー(数種のハーブのブレンド)で、僕の気に入ってるお茶であり、ヒマラヤにも持参している。

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じつは僕は、寒いのが苦手なのだ。
暑いのはいくら暑くてもいいけど(気温100度はイヤです)、
寒いのは苦手です。

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カチャマイ飲も。2杯目。

寒いのイヤや〜、と部屋でグジグジしてると

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ぱぁぁーっ
と光が射してきた。

やったぜ!

外に飛び出す。

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ニルギリ レストラン に駆け込む。

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アップルクランブルケーキを注文する。

アップルクランブルケーキとは何か?

2009年のヒマラヤトレッキング(ジョムソン街道。タトパニからムクティナートまで2週間かけて歩いて往復)の時に食べて、めちゃくちゃ美味しかった思い出のあるケーキである。

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この漫画にも描いている。

さて、では、これはどうか?

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ぱく。

これは、なんか、そうでもない…。
なんで?
わからない。
前回は「初めてである」「疲れている」「不安である」ということが作用して、極度に美味しく感じたのだろうか。
それとも、これがたまたまこういう味なのか。

よくわからないが、
アップルクランブルへの思いは急速にしぼんだ。
それでよかったのだろう。
もし美味しすぎたら食べ過ぎて破産と肥満で大変なことになっていただろうから。

マナンを散歩しよう。

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これがメインストリート。
マナンの町は、想像より小ぢんまりしていた。

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こういうワイルドな登山系の映画をプロジェクターで上映してるお店がある。
どれも見たことないなぁ。
原作の本は読んでても。
あ、「セブンイヤーズインチベット」は見たっけ。
「キャラバン」ってどんな映画かな。

僕はあまり映画を見ない。

僕は、感じとして
・いま目の前に流れてる景色が映画だと感じる
あるいは
・自分が映画の中の登場人物(主人公)のような気分で生きている
ので、
実際の映画を見ている余裕がない。

映画は嫌いではないのだが…
もうすでに目の前に流れてて、それを見るのに忙しい。

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今日、僕の泊まってる宿、満室かぁ。
雪で足止めを食らって停滞してる人が多いのだろう。

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あ、雲が切れて、光が…。

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夕食。Spagetti Tomato Mushroom Sauce with Cheese。

さて、食事をしている時、そこ(食堂)にはたいていWi-Fi電波が飛んでいる。
ここ、3500m地点でも。
1泊目の100円のボロ宿にもあったし、それ以降の宿(すべて1泊200円)にも全部あった。
「停電してて、今は使えない」という時は何度かあったが、少なくともすべての宿にWi-Fi電波を飛ばす機械は備え付けられていた。
で、僕はずっとiPhoneを使ってインターネットの世界とつながりまくっている。

つながりまくっている…。

今回、僕のヒマラヤの旅のテーマは「隔絶」であった。

ふだん、日本でつながりまくっているので、ちょっと、一ヶ月くらい「隔絶」されに行きたい。
一年のうち一ヶ月くらい異国で隔絶されたって、いいだろう。
一ヶ月隔絶されたら、どうなるかな?
と思って、ヒマラヤトレッキングのなるべく長いコースを選び、アンナプルナ一周(25日間くらい)にしたのだ。
隔絶ぅ〜、隔絶。
隔絶を求めて山に入っても、そこにはつながりがあった。
Wi-Fiはもっとなくなると想像していたが、どこにでもあった。
ここ1、2年ほどの間に完備された模様。
先進国のトレッカーたちがみな要求するだろうし、もしなかったら客は減るだろう。
僕も「あるなら使え」というわけで、使った。
無理に使わないようにはしなかった。
(ほとんどどこでもWi-Fiは無料だった。ごく一部で有料)

ネパールも広いし、こんな、西洋人がたくさん来る人気のトレッキングコースなどではない所に入り込めば、すぐ隔絶されることができるだろう。
だから、それはまた別の機会にしよう、と思った。

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この日書いていた日記をここに転載しよう。

「頭が痛く、頭がボーッとして、気分がすぐれず、体をゆっくりとしか動かせない。
今朝起きたら左足うらのスジが痛くなっていた。
歩きにくくて困る。
ボカシオイルも馬油も凍ってる。
雪も降るし。寒い。
早く気分が良くなったらいいのだが…。

宿の部屋で一人
高山病と戦う。
自分との戦い。
自分一人での戦い。

“ヒマラヤほどの
消しゴムひとつ…”
(「1000のバイオリン」ブルーハーツ)

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雪のち晴れ。
の9日目が終わってゆく。

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by kazeture | 2017-07-17 19:07 | ネパール2017 | Comments(0)
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