|
アンダルシアに憧れて
1989年10月にブルーハーツのギタリスト、マーシー(真島昌利)はソロシングル「アンダルシアに憧れて」を出した。
当時高校生でブルーハーツが大好きだった僕は、その曲のCDシングルも買った。 「アンダルシア」というのはスペインの地名らしいが、何で急にマーシーがアンダルシアに憧れてる男の歌を歌うのか、わけがわからなかった。 でもマーシーの鬼気迫る歌い方には非常にグッときた。かっこよかった。 主人公は最後、うすれゆく意識の中、グラナダの詩(うた)を聞く‥‥。 それ以降僕は「アンダルシア、グラナダ」という土地が、猛烈に気になることになった。 それから23年の月日が流れた。 2012年8月27日、僕はマドリードからグラナダ行きのバスに乗り込んでいた。 ついに行くのだ、アンダルシア地方、グラナダへと‥‥。 バスは走る。 黒い牛の看板が立ってる。 ドライブインで、パスタ・ナポリターナ。 ドライブイン周辺の景色。 オリーブ。 トルコ、ギリシャ、イタリア、フランス、スペイン‥‥地中海沿いにはどこでもオリーブがあった。 グラナダに着いたー! 中心街は都会だ。 宿に荷を置き、うろうろと歩いてみる。 おぉ、アラブの雰囲気だ。 トルコで見たような。 真ん中の木の絵が好き。 アルハンブラ宮殿を下から眺めたところ。 宮殿には明日行くつもり。 グラナダは、ここイベリア半島の中でイスラム国家が最後まであった場所。 イスラム最後の残照がアルハンブラ宮殿である。(1492年に陥落) 街を歩くと、イスラムの香り、アラブの風を感じる。 バルセロナ、マドリードにはなかった。 ヨーロッパに混ざるアラブ。 そして、アフリカ、アジアの香りもある。 僕はこういうところが好きだ。 交差点のようなところ。 そういう場所には、旅人を生き生きさせる風が吹いている。
by kazeture
| 2012-08-30 03:56
| スペイン2012
|
Comments(0)
|