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風に連れられ旅をする…   旅人 清火(さやか) の     写真+言葉
by kazeture
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国民宿舎にて



今回の旅はリハビリ通院終了直後ということもあり、
「自分を癒せ!」って感じで
自分にやさしくしている。

修行、難行、苦行、我慢、禁欲、ストイック、自分に厳しく…といったタイプではなく。


そういう意味で旅先を小豆島にしたというのもある。

温泉、海の幸、温暖で穏やか…と、癒し系の島だし。



で、国民宿舎に泊まっている。

国民宿舎にはこの前伊豆の河津温泉に行ったときに突如めざめた。

手頃な料金で温泉やまあまあ豪華な料理がたのしめる。(温泉はどこでもはないが、大浴場はある。リハビリがやりやすい)


ここ「国民宿舎小豆島」は海辺の高台に建ってて、景色がいい。

夕陽が沈むのが見える。



今日の夕方、景色を見に外に出てみると、
夕陽におじいさんがたかっていた。

夕陽に、おじいさんたちがアリのようにたかっているのである。(写真1枚め)

宿泊客のおじいさんたちが夕陽に向かってカメラを構えている。

そしてそわそわ、ごそごそ動いていて、なんか可笑しかった。

みんな夕陽が好きなんやなぁ。

かく言うぼく自身もそのアリの一匹となった。




国民宿舎の夕飯は食堂で食べる。

ひとりの人はひとりで食べる。

まわりの人の様子を見てるのがけっこう面白い。

団体、四〜五人グループ、老夫婦、ひとりの人。それぞれ、思い思いにたのしんでいる。

どう見てもぼくが最年少。


料理は鯛やハマチの刺身、小さい鍋もの、天ぷら、小豆島名物のそうめんなどがおいしい。




さて今日食べていると、となりのおじさんが話しかけてきた。ひとりの人。

船を設計する仕事で長崎の佐世保から出張で来ているという。

明るい瞳をした方で、好感を持った。

いろいろ話しててわかったのだが、社長さんだった。

造船の業界も不況だと聞くが…この人は船(水中部分)に羽根を付けて推進力を生むシステムを開発してるらしい。
燃料を節約して航行できるようになるため、不況でかえって需要がのび、黒字続きだという。

ふぅーむ、なるほど…こういう人が社長さんになり、業績を伸ばすのか。

まったく威張っていない。まったく自分を大きく見せようとしていない。
とても明るく楽観的。余裕がある。力が抜けてる。
日本中や世界中に率先して出張に出かける。
なんにでも興味を持ち、ぼくの話にも瞳を輝かせる。
そして自分が与えられると思うもの(知識、情報など)は惜しみなくどんどん与える。
つまりどんどん交換・循環を自分から起こしている。


「興味があるかないかなんだ、大事なのは。興味があるんなら、できるんだよ」
という言葉をぼくに授けてくれた。

通りすがりの者(ぼくのような若輩者)に、渡せるものはサッと渡す。
かっこいい!



あんな人になりたいと思った。

あれくらいの年(60歳くらい)になった時に、若者に何かを渡し、授け、伝えたい。
つなげていきたい。
循環させたい。

そんなことを、とても短時間の間に思わせた。

なにか大事なものを受け取ったような気がする。




ポイント:
・興味があることなら、やればできる。
・伝え、渡し、つなげ、回してゆく。




あ、それから、息子さんが野球をしててぼくと同じように膝のお皿を割ったそうで(18歳の時)、完治するのに「五年」かかったという。心してかかろう。
by kazeture | 2010-11-10 23:44 | Comments(0)
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